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世界へのプレゼントになろう

1月18日(日)、米国サンディエゴで開幕した国際協議会で、K.R. ラビンドラン国際ロータリー会長エレクト(スリランカ、コロンボ・ロータリークラブ会員)が、2015-16年度のテーマ「世界へのプレゼントになろう」を発表しました。

この日を「人生で最も大切なとき」と呼んだ会長エレクトは、次のように述べました。「ここにおられる皆さんは、多くを与えられた方々です。そして今、皆さんに最高のプレゼントが与えられようとしています。それは、授けられた才能と持ちうる力の限りを尽くして、〝世界へのプレゼント"となることのできる1年です。(中略)このために皆さんに与えられた時間は1年です。...この時間はあまりに短く、成すべきことはあまりに多くあります。(中略)次年度、信念、情熱、才能を捧げるだけでなく、皆さん自身を世界へのプレゼントとして捧げてください」

会長エレクトはさらに、「私たちは、ポリオのない未来をプレゼントすると世界の子どもたちに約束しました。(中略)私たちは闘いを続け、必ずや勝利します」と続け、ロータリーが世界にもたらすことのできる影響の良い例がポリオ撲滅であると述べました。25年前にロータリーがポリオ撲滅の目標を掲げたとき、125カ国にポリオウィルスが常在し、毎日1,000人以上の子どもがポリオによる麻痺(まひ)障害の犠牲となっていましたが、現在残るポリオ常在国はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンの3カ国のみ。2014年に報告されたポリオの症例数はわずか333件だけでした。

続けて、ロータリーのもう一つの課題である会員増強についても触れました。「私たちの組織を形づくった基本に立ち返る方法を模索しなければなりません。それは、人生のあらゆる場面における高い倫理基準と、各クラブの人材の多様性を奨励する職業分類システムです」と述べ、「これらは、会員増強の足を引っぱる障害と見られることがあまりに多いのが現実です。しかし、これらはロータリーの成功に欠かすことができず、なおざりにすれば、自らを危険に陥れることになるでしょう」と訴えました。

ブランディングの取り組みもロータリーの発展にとって極めて重要であり、「世界の多くの地域で薄れつつあるロータリーのイメージを変える必要がある」と主張します。さらに、ロータリー財団への寄付を推進し、新会員を迎え入れ、現会員の積極的な参加を奨励することの重要性も強調する会長エレクト。「各課題に対する簡単な答えはありません。しかし、何とかして答えを見つけなければなりません。それを見つけるのは、ほかでもない私たちです」と訴えました。

最後に会長エレクトは「今こそ真の変化を成し遂げるとき」と述べ、次のようにしめくくりました。「これからの1年は、永遠に持続する“記念碑”を築くために与えられた時間です。この記念碑は、御影石や大理石に彫られるものではなく、今後何世代にもわたって人びとの人生と心に刻まれるものです。この機会は二度と訪れるものではありません。今このときを逃さずに生かそうではありませんか」

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