© Rotary International/Alyce Henson
2016年3月25日
2016年1月9日(土)~10日(日) 於:加賀瑞山 鼓窯 長島スパーランド
楽しかった初の作陶体験 熊崎佑希
私たちOUTBOUNDの学生4人とINBOUNDの学生3人は今回、三重県にて、陶芸家加賀瑞山先生のもとで作陶体験させていただきました。夏季OUTBOUNDの学生にとっては今回が初の研修であり、とても楽しみにしていました。加賀先生の窯場は見晴らしのよい高台にあり、とても気持ちの良い場所でした。私と華音さん、セシルの3人とはるかさん、かほさん、ニクラス、カイルの4人のグループに分かれて、作陶体験と茶道体験をさせていただきました。私たちのグループは最初に作陶体験をさせていただき、湯呑み茶碗を作りました。加賀先生にひとつひとつ工程を教えていただきながら、まず始めに茶碗の底の部分を丸く成形し、その上にひも状に長細くした粘土をふちにのせてなじませ、それを重ねてだんだん高くしていく、というふうに作っていきました。初めて触る陶芸の粘土は少しやわらかくて冷たくて、小学校の頃に図工で扱った粘土と似た感触がして、少し懐かしい感じがしました。作陶は初めての経験でしたが、わたしはものづくりが好きなので、とても楽しくやらせていただけました。最後までこだわって作ったので、きっといい作品になると思います。作った茶碗には派遣学生全員の名前を刻んでもらい、とても思い出深いものとなりました。出来上がりがとても楽しみです。
作陶体験の後には加賀先生の奥様先生のもとで、茶道の体験をさせていただきました。茶道はすごく難しいものだと思っていたので、少し緊張しました。作法や決まりごとはたくさんありましたが、奥様先生がすごく優しく教えてくださったので、とても楽しく、和やかな雰囲気で体験をさせていただくことができました。奥様先生に淹れていただいたお茶はとても美味しかったです。お茶会に参加できる機会はめったにないことだと思います。このような貴重な体験をさせていただいて、本当に嬉しく思います。
夕方はホテルに移動し、交換学生のみで暫く歓談を交わしました。学校のこと、それぞれの母国のこと、趣味のことなど、英語と日本語とスウェーデン語の交じった会話があちこちで盛り上がりました。朝に会ったときはまだ若干緊張していた私たちも、ここですごく仲良くなれたと思いました。夜は、シャトルバスに乗って、なばなの里に向かいました。なばなの里の今年のイルミネーションのテーマは「アルプスの少女ハイジ」。プロジェクションマッピングで花畑に映し出されたハイジやアルプスの山々の様子が次々と変わっていく演出には思わず息を飲むほどでした。OUTBOUND、INBOUND共に楽しく会話を交わしながら観光できました。私は翌日のスパーランド研修には参加できませんでしたが、一日楽しく過ごさせていただけました。また、オリエンテーション、研修ともに頑張っていきたいです。