国際ロータリー 第2630地区
活動報告

国際協議会においてポリオ撲滅を想う

2016年3月22日

ガバナーエレクト剱田廣喜

2015年1月17日(日)~23日(土) 於:アメリカ サンディエゴ

去る1月17日から23日まで、サンディエゴの国際協議会でガバナーエレクト研修を受けてまいりました。国際協議会の目的は、(1)ガバナーエレクトを励まし、意欲を起させる(2)会長エレクトが発表したRIのテーマとRIの新プログラムの説明と実施(3)ガバナーがRIの継続中のプログラムと活動を実施する効果的な方法(4)クラブと地区の指導者に情報を伝え、訓練し、意欲を与える実際的技術の提供などです。研修は10回の本会議、8回のセッションがあり、セッションでは、日本のガバナーエレクトは2班に別れRI研修リーダーによる90分間の研修を受けます。時差ボケも重なりかなりハードな研修となりました。

2回目の本会議でジョンF.ジャームRI会長エレクトより2016-2017年度のテーマの発表がありました。ロータリーの創始者ポール・ハリスが、「人生の最大の目的は人類に奉仕すること」と考えていた事に触れ、ロータリーの一員である事はその為の大きな機会だとして、次年度のテーマ「人類に奉仕するロータリーRotary Serving Humanity」を発表されました。そして、ロータリーは世界中でさまざまな奉仕活動に当たっていますがその中でも一番重要なのがポリオ撲滅であり、私達は必ずポリオ撲滅を成し遂げると強調されました。しかし私は、ジョンF.ジャームRI会長エレクトの講演を聴いてもポリオ撲滅に対する意欲が高まる事はありませんでした。

その後、ポリオ撲滅のディスカッションの中で、同期の第2580地区上山昭治ガバナーエレクトから、ポリオ撲滅運動は我が地区東京麹町ロータリークラブの会員山田彝さんから始まった、と言う話がありました。私は、ポリオ撲滅運動が日本人の熱意から始まった事を初めて知り、大きな衝撃を受けると同時に、ポリオ撲滅まで[あと少し]となり、日本人の熱意から始まったポリオ撲滅運動は、日本のロータリアンの力を結集して終結しなければならないと強く思いました。

帰国後早速、山田彝(ツネ)さん、峰英ニさんの思い出集『想い出草』を上山ガバナーエレクトより送っていただきました。そこには、麹町ロータリークラブの会員であった故山田彝さん、故峰英ニさんのお二人は、早くからポリオの惨状に深い関心を寄せ、南インドでポリオに苦しむ子供達にポリオワクチンの供与を2回に亘り実施され、その状況をつぶさに報告されました。この報告がポリオ撲滅運動提唱の原動力となり、東京の2地区を通じ国際ロータリーのポリオプラス撲滅運動に発展致しました、と書かれてあります。第2630地区の皆様にも是非、ロータリー文庫『想い出草』、『ロータリークラブに入ってよかった!」[戸田孝著]を読んでいただき、ポリオ撲滅の知識を深めてポリオ撲滅への御尽力を戴きたいと思います。

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